鉄扉を打ちっ放しコンクリートの壁に馴染ませる「色合わせ補修」

施工前
施工後
今回は、コンクリート打ちっ放しの壁に設置された鉄扉の色合わせ補修を行いました。
既存の鉄扉は、周囲のコンクリートとは質感や色が異なるため、そのままでは扉だけが目立ってしまいます。
そこで、扉の表面を周囲の打ちっ放しコンクリートに合わせて塗装し、さらにコンクリート特有の色ムラや質感を再現して、壁の中に自然に馴染むよう仕上げました。
ピーコンまで描き込んで、さらに自然な仕上がりに
今回のポイントのひとつが、ピーコンの再現です。
打ちっ放しコンクリートには、型枠を固定するために使用されたピーコンの跡が残ります。
そのため、扉の表面だけをコンクリート色に塗るだけでは、どうしても「コンクリート風」に見えてしまいます。
そこで今回は、周囲の壁にあるピーコンの位置や大きさ、色味などを確認し、扉の上にもピーコンを描き込んで再現しました。
扉を単純にグレーに塗るのではなく、周囲のコンクリートの特徴まで合わせることで、より一体感のある仕上がりを目指しています。
「塗った」ことが分からない仕上がりを目指して
コンクリート打ちっ放しの色合わせ補修では、単純に同じグレーを作れば完成というわけではありません。
コンクリートには、
- ベースとなる色
- 濃淡のムラ
- 細かな凹凸
- 気泡跡
- 汚れや経年変化
- ピーコンなどの型枠跡
など、さまざまな表情があります。
そのため、補修する部分だけをきれいに仕上げるのではなく、周囲のコンクリートを観察し、その場所にしかない表情を再現することが重要です。
今回のような鉄扉も、色と質感を合わせ、さらにピーコンまで再現することで、コンクリート壁の一部として自然に見せることができます。
打ちっ放しコンクリートの「色合わせ」は、ただの塗装ではありません。
周囲のコンクリートをよく観察し、色・模様・質感・経年変化まで合わせていく。
それが、私たちが行っている**「打ちっ放し色合わせ補修」**です。



