トラック接触による擁壁の欠損を色合わせ補修
施工前

施工後
今回は、トラックの接触によって欠けてしまったコンクリート擁壁の補修を行いました。
欠損した部分については、先に左官屋さんがモルタルで形状を復元。その後、弊社イキリペアーデザインが、既存の擁壁に馴染ませるための色合わせ・化粧補修を担当しました。
左官工事によって形をきれいに復元しても、新しく施工したモルタルと、長年風雨にさらされてきた既存コンクリートでは、どうしても色や表情に違いが出ます。
今回、特に重要だったのが**「雨に濡れたときの見え方」**です。
この擁壁は、全体をクリアー塗装などで保護している仕上げではありません。そのため雨が降るとコンクリートが水分を吸収し、全体的に色が濃くなる、いわゆる**「濡れ色」**になります。
補修部分だけを通常の塗装で仕上げてしまうと、乾燥時には馴染んでいても、雨が降ったときにそこだけ色が変わらず、補修箇所が逆に目立ってしまうことがあります。
そこで今回は、晴天時の色だけを合わせるのではなく、雨に濡れた際にも既存コンクリートと同じような濡れ色になることを考慮して色合わせを行いました。
さらに、補修部分が水分の影響を受けた際に、白っぽく浮き上がる白華(エフロレッセンス)のような見え方が出にくいように、材料と仕上げ方を調整しています。
晴れの日だけ合わせても、本当の色合わせではない
コンクリートは、天候や水分量によって表情が大きく変化します。
そのため弊社では、単純に「今見えている色」に合わせるだけではなく、
乾いているとき。
雨に濡れているとき。
そして時間が経過したとき。
それぞれの状態を想定しながら、周囲との違和感をできるだけ抑える補修を心掛けています。
今回の施工も、
左官屋さんが「形」を復元し、
イキリペアーデザインが「色と表情」を復元する。
という、それぞれの専門技術を活かした補修となりました。
晴れの日だけではなく、雨の日まで馴染ませる。
そこまで考えるのが、イキリペアーデザインの色合わせ補修です。


